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ドイツ語の未来完了形について

ドイツ語学習で利用しているサイトの一つ Deutsche Welle の学習者向け用のテキストです。
このセクションでは、毎回ある単語がピックアップされて単語の持つ意味が説明されるのですが、こちらでは Fremdkörper が今回のテーマになっていました。

www.dw.com

  

 

下の用な文章があり、der wird sich als Fremdkörper empfunden haben の部分が未来完了になっています。

Wer beispielsweise schon einmal in eine Gesprächsrunde geraten ist, in der die anderen Personen plötzlich verstummten, als man auftauchte, der wird sich als Fremdkörper empfunden haben. 

werden + 過去分詞+ sein/haben

 

ちなみにFremdkörperとは”異物”のことです。

この単語Fremdkörperは目に入った虫や体内に侵入した”物”の他にも、比喩的な意味で、人間自身が”異物”となったように意味を拡大して使うこともできるわけですね。

 

自分が”異物”になったと感じるかもしれない例として

『既に出来上がった会話グループの中に誰かが突然入って、急に場がし~ん、となった話』

を挙げています。

 

der wird sich als Fremdkörper empfinden

自分を異物のように感じるだろう

のような未来形でもいいじゃない、と思いますか?

 

会話グループに入った話は、例えばの過去の体験の内容になっていて、引用文の最後の”異物のように感じただろう”の文のみが推測になっています。

前述の内容が過去であるので、”その時にこうだっただろう”というニュアンスで、未来完了形にしているんですね。

 

未来のある時点で何かが完了しているから未来完了ですが、こちらの内容だと、未来の出来事、というより推測的な意味合いとして捉えられます。

 

私の読書量がまだ少ないからか?あまり未来完了って日常で見ない気がします。

だから学校で習っていても、忘れてしまったりするのですが、なにか久々に見た気がするので、おさらいとしてメモしておきました。

ネイティブに聞いたところ、未来完了形は、今でも廃れたわけではなく普通に使うとのこと。もっとドイツ語にあたる量を増やさないとですね~